作品紹介
創作背景
「怒りと笑い」
自分の感情を扱う際、特に向き合うことが多いのは「怒り」である。
怒りはあまり味わいたくない感情のため、つい避けてしまうことがよくある。
抑え込んだり、なかったことにしようとしたりするのだ。
これは私だけではなく、多くの人が経験することかもしれない。
あるワークショップでこの話をしていたとき、意外な方向からアドバイスをもらった。
「怒りは、マメに出していけばいいんだよ!」
さらにこう続けられた。
「ラップにして出せばいいんだよ!」
正直、その時はこう思った。
「いやいや、それはやらないでしょ💦やったことないし、できる気がしないし、好きでもないし😅絶対にやらない!」
ところが、意外にも自分が面白いと思うフレーズがふっと浮かんできた。それを試しに書いてみたら、少しずつ書き足していくのが楽しくなってきた。
どうやら私は、怒りを抑え込むと同時に、面白いことを言いたいという欲求も抑えていたらしい。特に「口にすると怒られるのではないか」という恐れから、自分の表現を制限していたことに気づいた。
しかし、ラップ風の表現にすると、不思議と深刻にならず、面白さや楽しさに変換できる。
身体の緊張も少し和らぐ感覚がある。
作品内容
この作品は、NVC(Nonviolent Communication、非暴力コミュニケーション)を共に学ぶ仲間との対話から生まれた。
新版『NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法』(マーシャル・B・ローゼンバーグ著、安納献監修、小川敏子翻訳)を音読しながら対話を重ねる中で、自然と「ジャッカルパーティ」がはじまる。
家庭や仕事など、身近で起きたことを自由に話せる場。話の長さは自由で、長くても短くても大丈夫だ。学びを深める中で、「レベル高すぎる!こんなの無理だわ、できねーわ!」と笑い合いながらも、私たちは諦めずに学び続ける。
話題に上がるのは「家のしきたり」や「地域のしきたり」といった文化的な背景。外部の人にとってはカルチャーショックの連続だが、内部の人にとっては当たり前に大切なものだ。このギャップについて語り合う中で、「それは、わかりあえないねー!」と笑いが広がり、さらに話が弾む。
(NVCの実践のエッセンスが書かれた『「わかりあえない」を越える』という本がある)
「(その家のルールの)意味が全然わからない!」と、「それでも諦めずに乗り越えたい!」という葛藤をラップ風の歌詞で表現した。
留意事項
- その場の対話に参加した方およびラップ参加者が最も笑えるように考えています。そのため、広く理解されやすい歌詞ではなく、意味が分からないフレーズが含まれることをご了承ください。
- 参加者のお知り合いの方であれば、「これってどういう意味なの?」と聞いてみてください。面白い対話が生まれるはずです。
- 特定の人物や団体を風刺するのではなく、「そんなこともあるよね!」と思いっきり笑い飛ばせたらいいなという気持ちで制作しています。
- 音源や画像はフリー素材を使用しています。
- 1分半ぐらいの短い尺ですので、歌詞を読んでから、YouTubeの音源を聴いてください。(イヤホン推奨)
- 完成品を聞くとそれっぽくなっていますが、もし個別に聴いたら、ぎこちなさ満載です。声を重ねるといい感じになるのです。
- なんだか楽しそうだからやってみたい!という方がいらっしゃいましたら、お気軽にメッセージをいただければ幸いです。
歌詞
ラップを想像して書いた歌詞です。
PDF形式でダウンロードできます。
音声
音声もラップを想像してつくりました。どなたでも再生しやすいようにアップロード先はYouTubeにしました。(イヤホン推奨)
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